こんには、院長の田代です。
皆さんは”歯がないと認知症になりやすい”という話聞いたことありませんか?
実は、歯でものをかむと、ひとかみごとに脳に大量の血液が送り込まれます。
歯の下には「歯根膜(しこんまく)」というクッションのような器官があって、
かむときは、歯がこのクッションに約30ミクロン沈み込みます。
そのほんのわずかな圧力で、歯根膜にある血管が圧縮されて、ポンプのように血液を脳に送り込むのです。
その量は、ひとかみで3.5㎖。
よくかむ人の脳にはひっきりなしに血液が送り込まれて、その間、脳に刺激を受け続けていることになります。
つまり、かめばかむほど脳が活性化されて元気になり、どんどん若返るのです。
ところが、歯の本数が少なくなればなるほど、歯根膜のクッションにかかる圧力が減って、
脳に送り込まれる血液の量が少なくなります。
脳への刺激が減って、脳機能の低下につながるわけです。
脳機能の低下は、ヤル気の喪失や、もの忘れを引き起こし、やがては認知症へとつながっていきます。
皆さん、いつまでも健康で若々しい脳を保つためにも今ある歯を大切にしていきましょう!