顎関節症

若い女性に多い顎関節症とは

顎関節症とは、何らかの要因によって顎の関節やその周囲に生じるトラブルを総称したものです。

主な症状としては「顎が痛い」、「口を動かすと顎の辺りで音がする」、「口が開けづらい、開かない」といったものが挙げられます。
顎関節症は若い女性によく見られる病気であることが指摘されており、なぜ女性に多いかは明らかになっていませんが、男性より女性の方が顎が小さく咀嚼筋や靭帯が弱いため、同じものを食べても顎が受けるダメージが大きくなることが理由の一つといえます。

女性の方が顎関節の炎症が起きやすい上、食事時間や顎を動かす時間が長く、またストレスも溜め込みがちな女性のライフスタイルは顎に対して不利に働くことが多いので、顎関節症の発症に繋がる可能性が高いといえます。

本院との連携を活かした顎関節症への対処

顎関節症に対しては、かつては顎関節に薬を直接注入するような治療が一般に行われていましたが、近年では違うアプローチで改善を図ることが多くなっています。
症状によっては選択肢に入る外科的な解決法としては、手術で顎の位置を変えて顎の負担を減らしたり、顎関節に液を注入してずれた関節円板を動かすパンピング・マニピュレーションと呼ばれる処置を行ったりということが挙げられます。

顎関節症の治療は、当院よりは隣の浅見矯正歯科クリニックで対応することが比較的多くなっています。
CTも院内に備えておりますので、その場ですぐに詳しい検査をすることが可能です。経年劣化などにより被せものがあまりにも形が悪くなっていて、それが顎関節症を引き起こしていることが考えられると本院で診断された場合は、当院においでいただいて直ちに撤去することで症状の軽減を目指します。

顎関節症の検査と治療の流れ

顎関節症の治療を本格的に行う場合には、他院と比較してもかなり精密な検査を行っています。

顎をリラックスさせるための時間が30分ほど必要になるので、検査には2時間前後の時間を取っていただいています。
検査費用はCT撮影を含めて4万円前後です。通常は初回の診察で顎や口内の状態を診て詳しいカウンセリングを行い、2回目に精密検査という流れになりますが、急性症状が見られる場合にはすぐにスプリントをお作りすることもあります。

かみ合わせを専門としている医師が対処を行うことで、一時的に症状を緩和させるのではなく根本的な治療により治癒に至ることを目指してはいますが、顎関節症はその方の咬合力がある程度問題になる病気であることから、症状によっては「顎関節症を誘発しないようにする」という点にゴールを設定する場合もあり、患者さまとその都度丁寧に治療方針について話し合っています。

検査をしっかりと行った上で最適な治療法を提案

顎関節症では、マウスピース型の装置を歯列全体にかぶせて、顎の周りの負荷を軽減するスプリント治療という治療法が一般的に行われています。
しかし多くのクリニックで「ただスプリントを出して終わり」という治療になってしまっているケースが多いことも事実です。

当院で行う顎関節症治療では、矯正治療の前に行う検査とほぼ同等の精密な検査を一通り行い、治療前にまずは正確な状況を確認するように努めていることが大きな特徴です。
その上でスプリントを使うことが有効だと考えられればスプリント治療を行い、軽度の歯並びの不良を治すことで改善が見込めるという期待が持てれば矯正治療で顎関節への負担を軽減し、詰めものや被せものが原因になっていれば当院で作り変えて適切な咬合面に導くといった、その方に最適なアプローチをさまざまな選択肢の中からご提案しています。

。なおスプリント治療を行うとその人本来のかみ合わせに戻る傾向があり、そのかみ合わせに合わせて矯正治療を行うか、顎変形症として外科的処置を行うかの二択になるケースが多くなります。

顎のベストな位置を把握した上での治療

顎関節症の治療には、顎のおおよその正しい位置を把握することが不可欠です。
そのために顎にさまざまな動きをさせた上で、顎の筋肉がもっともリラックスしている状態のかみ合わせを取るようにしています。
ピンポイントでベストな位置を測定することは通常は難しく、ある程度のストライクゾーンを見つけて、顎が5mmほどずれてくる位置を探して模型や咬合器に付けることで、「この歯がここでぶつかっているためにそこで噛めずにわざとかみ合わせをずらしている」ということを導き出します。

もっとも事前にお口の中を診た段階で、上顎の奥歯の山の形を詳細に調べると飛び出ているところが見つかるので、ある程度は予想を立てながら検査を進めていくことが大半です。かみ合わせや矯正を専門としている医師ならではの、他院にはないアプローチによる丁寧な診断と治療を心がけています。

顎関節症が再発した時には

「顎関節症は一度かかったら癖になる」という話を耳にしたことがある方も多いと思います。
実際に、顎関節症が複合的な要素によって発症する病気だということもあり、一度治療が終わって症状が落ち着いた方が、ある程度時間が経過してからまた顎関節症が再発するという例も見られます。

治療終了後、噛む位置が少しずれてきたと感じたり、顎の痛みや口を動かした時にゴキゴキ音がする感じを覚えた場合は、すぐにご来院いただくようにお伝えしています。
レントゲンで顎関節を見るなど、必要な検査を行った上でその方に合わせた適切な対処を行います。

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