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歯周病・口臭治療

歯周病とは、歯と歯ぐきの間に汚れが溜まり、その中に潜む細菌が周囲に炎症を起こすことによって歯の周りの骨が溶けていく病気です。
むし歯とは違って痛みなどのはっきりとした症状が出ない場合も多く、ご自身で気づきにくいのが特徴です。
歯周病だとわかった時には既に深く進行していて、最悪の場合は抜歯に至るケースも少なくありません。

歯周病によって失われてしまった歯ぐきや骨などの組織を元の状態に戻すことは極めて困難です。
また、歯周病は口の中だけの問題に留まらず、全身の重大な疾患と深い関係があるといわれています。

糖尿病や脳梗塞・心筋梗塞、心臓病、肺炎、がんなどのさまざまな病気の他にも、最近では認知症との関連性も指摘されるようになりました。
そのため歯周病に対して日頃からしっかりと対策を取ることは、口腔内だけでなく全身の健康維持のためにも不可欠だといえます。

むし歯治療・根管治療

むし歯を削って治療する際に、当然ながらむし歯の部分の取り残しはあってはなりませんが、逆に削り過ぎてしまっても結果的に歯の寿命を短くすることに繋がります。

当院で行うむし歯治療では、むし歯を確実に取り除きながらも、削る量を最低限に抑えられるよう慎重に処置を進めていきます。
また、多くの歯科医院では歯を削る際に大きな音で高速回転するタービンという器具を用いますが、当院では基本的に使用していません。
タービンよりも回転数が少なく、モーターの力で回転させるため音が静かな「5倍速コントラ」を中心に使い、歯科医院独特のキーンという音を軽減しています。
低速で回転するために摩擦熱も抑えられ、当て方や力をコントロールすることで痛みの少ない治療が可能になります。

むし歯が深く進行した時に歯の根を治療する根管治療に関しては、そもそも根管の形態自体が非常に複雑であり、細密さに欠けた処置をすると必ず数年後に悪い結果として返ってきてしまうことを考え、患者さまの歯を1本でも多く救えるようにできる限り最善を尽くしています。
基本的に全ての治療で拡大鏡やマイクロスコープを使うことや、奥歯の治療の際にはラバーダムと呼ばれるゴムのシートを使用して、治療する歯に唾液が入らない状態を確保して細菌感染を防ぎながら処置をしていることも、治療の精度を上げるために行っている取り組みの一例です。

予防歯科

極端なお話をすると、悪くなった歯が再生可能だったり、抜けてもまた新しい歯を植えることができるのであれば、予防歯科の存在意義は小さなものになります。
しかし生まれ持った自分の歯はかけがえのないもので、失ったらもう二度と取り戻すことは叶いません。
そのため、問題が起きる前にできるだけ早い段階で対処することが必要であり、良い状態を維持するためには歯科医院と患者さまの二人三脚で取り組む予防歯科が不可欠です。

「歯医者さんは歯が痛くなった時に行く場所」という考え方は今や古いもので、近年では予防のために歯科医院に行くというスタイルが広まりつつあります。
症状が出た後の治療はもちろん大切なことですが、どんな治療にも勝るものはむし歯そのものにならないことです。
悪くなってから歯科医院を訪れる形を続けていると、むし歯の再発によって同じ歯を何度も削り、詰めものがどんどん大きくなっていって、最終的に歯を失う結果にも繋がります。
そのような負の連鎖を断ち切るためには、日常のケアの質を高めながら定期的にプロのケアを受ける予防歯科へと意識を切り替えていくことが求められます。

インプラント

インプラントとは、むし歯や歯周病などで歯を失ってしまった時の治療法の一つで、人工歯根として生体親和性の高いチタンという金属を骨の中に埋め込み、その上部に人工の歯を取り付けることでなくなった歯の機能を再現するものです。

当院でインプラント治療を行う際に重視している点は「歯が失われた原因をしっかりと追求する」ということです。
なぜその歯がなくなってしまったのかを考えずにただインプラントを入れる処置を行うだけでは、快適に噛むことができず、せっかく入れたインプラントも長持ちしません。

患者さまの年齢やライフステージも考慮した上で、かみ合わせや歯周病など口腔内全体の環境改善を念頭に置いた永続性のある治療計画を大切にしています。

審美歯科・ホワイトニング

審美歯科とは、むし歯や歯周病の治療から一歩進んで、より健康的で美しい口元を実現するために行う治療です。

見た目を綺麗に整えるという面とあわせて、咀嚼やかみ合わせなどの機能面の確保もしっかりと追求していきます。
例えば歯に被せものをする時には、神経が失われた歯であればまずは根管治療を入念に行い、支台歯とよばれる冠をかぶせるための土台となる歯の色や形にも徹底的にこだわります。

ただ歯にクラウン(冠)をかぶせるだけの単純な処置ではなく、歯と歯肉や顔、唇との調和をトータルに考えて、従来の歯の機能面を優先させた上で、更に美しさを追及していきます。

親知らずの抜歯(口腔外科)

当院では口腔外科を専門に学んできた院長が、親知らずの抜歯についても多くの臨床実績に基づいた技術と知識を駆使して取り組んでおります。

抜歯を行う際には、まずは第一に安全に処置を行うということを心がけ、それに加えてできる限り患者さまが苦しくないように、術中はもちろんのこと、術後もなるべく痛みや腫れが出ないようにということを念頭に置きながら臨んでいます。
早く正確に、少ない痛みで親知らずを抜歯しておりますので、痛みが苦手という方も安心してご相談ください。
なお検査の結果、高度歯科医療機関で治療を受けることが望ましいと判断した場合には、信頼できるドクターが在籍する周辺の医療機関をご紹介しています。

顎関節症

顎関節症とは、何らかの要因によって顎の関節やその周囲に生じるトラブルを総称したものです。

主な症状としては「顎が痛い」、「口を動かすと顎の辺りで音がする」、「口が開けづらい、開かない」といったものが挙げられます。
顎関節症は若い女性によく見られる病気であることが指摘されており、なぜ女性に多いかは明らかになっていませんが、男性より女性の方が顎が小さく咀嚼筋や靭帯が弱いため、同じものを食べても顎が受けるダメージが大きくなることが理由の一つといえます。

女性の方が顎関節の炎症が起きやすい上、食事時間や顎を動かす時間が長く、またストレスも溜め込みがちな女性のライフスタイルは顎に対して不利に働くことが多いので、顎関節症の発症に繋がる可能性が高いといえます。

かみ合わせ

かみ合わせが合っていないまま何も対処しないでいると、歯垢が溜まりやすくむし歯や歯周病になりやすかったり、口内の問題だけでなく頭痛や肩こりにも繋がったりする状態が自然に改善することはなく、悪い方向へとどんどん進んでいってしまいます。
それ以外にも、高齢の方に起こりやすい誤嚥性肺炎(食道に入るはずの食べ物や唾液が誤って気管に入り、唾液などに含まれた細菌によって引き起こされる肺炎)は、舌が上にあがっていないことで発症リスクが高まります。
歯並びやかみ合わせが悪い方は舌が下がりやすい傾向がある為、将来の誤嚥性肺炎の予備軍ともいえます。

かみ合わせを良い状態に保つことは、毎日を健やかに過ごし、何歳になってもその健康を維持するために不可欠です。
なお、国が定めた生まれつきの先天性疾患がある方が歯列矯正やかみ合わせの治療を行う際には、健康保険が適用されます。
そのような方の場合は、保険が効くということでハードルが下がって治療を始めやすくなるようです。

矯正歯科

矯正治療は基本的に本院である浅見矯正歯科クリニックで受けていただいていますが、スピーディな治療の進行を支えることが当院の役割です。
むし歯が多数ある状態では矯正器具をつけられないので、まずは当院でしっかりと治療を行うことが必要になります。
また、歯周病を発症している方もまずは当院で歯周病の治療を受けていただき、しっかりと歯周病がコントロールされた状態になったことが確認できてから矯正治療を始めています。
さらに、一旦矯正治療がスタートした後にむし歯や歯周病が起きたとしても、最初の状態をよく把握しているので、直ちに適切な対応をすることが可能です。

今までは「歯周病で歯が揺れていたら矯正治療は難しい」と言われていましたが、二つの歯科医院の連携によって歯周病をお持ちの方でも極力受け入れられるような環境を整えています。

マタニティ歯科

妊娠するとホルモンバランスが乱れ、心や身体がいつもと違う状況になることと同じように、お口の中の環境も妊娠前とは変化します。
免疫力が落ちる上に、唾液が減少して自浄作用が低下するほか、人によってはつわりのために食生活が偏ったり、不規則になったりして、汚れが溜まった状態が続きます。

歯ブラシを口に入れると気持ちが悪くなる方も多いため、丁寧なセルフケアが難しい時期でもあります。
汚れが溜まりやすいことでむし歯のリスクが増える以外にも、ホルモンの関係上歯ぐきの炎症が起きやすいために歯周炎の方が増えるのが妊娠時期の特徴です。
また、親知らずがある方はこの時期に親知らずの周りに汚れが溜まって歯周炎に繋がることが多くなります。
そのため、妊娠のご予定があって親知らずの治療について少しでも考えていらっしゃる方は、早期の受診と妊娠前の抜歯をおすすめしています。
もちろん、急に親知らずの強い痛みや周囲の歯ぐきの大きな腫れが出た方は、妊娠中であっても我慢せずにまずはご相談ください。

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